2016年8月26日金曜日

8月も終わり

 暑い暑い8月も終わりに近づき・・・西日本は、しかしさらにしばらく暑い日が続きます。
 この、西日本、と言うか、岡山の8月終わり〜9月の暑さ、と言うのは、独特です。
 なんというか、太陽自身が「もー、ワタシも疲れたんだけど」とぶつぶつ言っていそうな暑さ。湿気のせいか、はたまた照りつける日差しを2ヶ月近く受け続けた地面の温度が上がりきったままだからか、なんともどんより重苦しい暑さが続くのです。生ぬるい温水プールにどっぷり浸かっているような、普通に歩き回っても、空気抵抗を感じるような・・・。台風は避けてくれる中国地方、台風一過の爽やかな空気、というのも、残念ながら、ちと縁が薄い。
 
 その一方で、早朝の空気の爽やかさは、特筆すべきものが。
 朝、起きて部屋の窓を開けると、この時ばかりは秋の気配を感じます。雲の形も、あら、秋のもの。
 この空気に触れたくて、早起きして仕事に来ています。8時15分を過ぎると、あっと言う間に温まって、くたびれた暑さに逆戻りするのですが・・・。

 そしてそして、今年も巡ってまいりました。科研費申請書書きの季節。
 去年、外しましたからね。あの反省を生かして、今年は奮起。資金調達の首尾は、来年度のアクティビティを絶対的に規定してくれるわけで、とりあえず、アイディア整理。この、くたびれた暑さと予算の心配の組み合わせは、帰国着任5年目の私の中に、すでに季節の風物詩として刷り込まれたようです。

 

2016年8月11日木曜日

酷暑ですね。。。

 酷暑!!ですね。33℃を超えると、カラスとか、ムクドリとか、スズメとかが口を開けっぱなしになるの、ご存知ですか?よく、犬は汗腺が少ないから(あるいは、全くないから?)、暑くなると口から熱を蒸散させようとあはあする、といいますが、同じことなのでしょうね。スズメが、口をぱかっと開けているのを見ると、かわいそうにね、と思うとともに、ちょっと可笑しくなってしまうのですが。
 ここ倉敷も、これから数日、続けて35℃の予報が出ています。こうなったら、海に行くよりも山に行くよりも仕事していた方が涼しいんじゃないでしょうか。

 さて、3年ぶりの研究所公開は無事終わりました。
 この研究所の改築が始まる直前に移動された事務のもと主査さんがこの機会に見に来てくださり、「全然違う研究所みたいですよ!どこにいるのかわからない感じ」とのコメントを下さいました。たしかに、私たちが最初に入れていただいた実験室は、現在では渡り廊下部分になってしまいましたし。正面棟は、天井が低い2階建てだったのが3階建てになりましたし。前の構造を思い出すのが日に日に難しくなっていきます。

 恒例では、5月に行う行事なのですが、今年は、5月はまだまだ引越しのドタバタが収まっていないため、この暑い中・・・当日も、最高気温35℃だったのですが・・・ミネラルウォーターのボトルをお渡ししながらの研究所公開となりました。例年より来てくださった方の人数が少なかった・・・300人程度・・・とのことですが、実は、この日はオリンピック開会式とがっちり当たっており、つまりは、300人もの方が涼しい部屋で、4年に一度の祭典をみるよりも暑い中、こちらにおいでくださるのを優先してくださったわけです(笑。
 ご来所くださった皆さま、ありがとうございました!

 で、開けて次の日はゲノム支援ヒアリング@品川。
 朝の9時45分から、とのことで、え、岡山から間に合うのかな?と思いきや、朝6時の新幹線に乗れば、ちゃんと間に合うのですね。今年もお世話になれることになり、とんぼ返りで色々打ち合わせをしてまいりました。
 私たちが去年お願いしたのは、なんだかトラブルが多いサンプルで、支援班の先生方には大変ご面倒をおかけしたのですが、「いや、そういうサンプルがやる方としては面白いんですよ♪」というお言葉もいただき、なんと心強い。。。
 このヒアリングを経て、最終的に採用していただけるかが決まる、ということなのですが、今年もご支援いただけるならば、心強い限りです。夜10時までのポスターセッションがある、過酷スケジュールの拡大班会議も、実はとっても楽しみです♪

 と、2つの行事が一区切りしたところで、お盆休みに突入ですね。
 皆さま、安全で楽しい夏休みをお過ごしくださいね♪

♪♪♪休み明けの来週は、お休みさせていただきます。再来週まで元気にお過ごしください♪♪♪

2016年8月5日金曜日

3年ぶり

 今週末は、3年ぶりに研究所公開。
個人的には、このポスターとてもお気に入り。
かわいいですよね。カエルは、アフリカツメガ
エルで、カエルの卵を実験系として採用して
いるグループがあるためだったりします。
なんと(?)、山陽新聞と岡山新聞に、その旨報道されていたそうです。各グループ準備もあるため、なんとなく今週一週間は、所内がそれに向けてざわざわした感じ。
 今週土曜日、朝10時より、新しくなった建物で、みなさまをお待ちしております。

 それ以外は、普通に仕事をする毎日だったのですが、印象に残った出来事一つ。
 海水から新種のバクテリアを単離したので、これらを新種として提唱するという手続きを踏もうとしています。そのためにバクテリアの特性を調べたり、しかるべき保存機関に委託保存をお願いしたりするのですが、その一環として、ドイツの研究機関にコンタクトを取ってみました。

 ヨーロッパって夏休みをしっかりとる習慣だと認識しております。ドイツについてはよく知らないのですが、ラテン系の国も、北欧も、北欧とまではいかないオランダも、みんなしっかり休みます。というわけで、メールを書いてみたものの、多分返事は8月後半かな、バケーション後のメールの山に埋もれたりしてwなどと、お返事を全く当てにしておりませんでした。

 ところが、最初のメールを書いて30分もしないうちに、第一回のお返事が。
 私にとって、新種提唱というのは初めての手続きなので、いろいろ質問をお送りしたのですが、短い質問メールと、分かりやすいご説明メールをあっというまに数往復。
 で、その日の最後にいただいたメールの最後に、カッコして

 (I am out for today) = 今日は、これで帰ります(外出します、かも)。

 こうやって書いていただければ、すんなり数往復のメールの後にいきなり連絡が途絶えて、なんで?どうして??という気持ちをこちらが抱くことなく、お互い次の日まで気分良く仕事をpendingにできますよね。
 機能的、かつ思いやりのあるマナーで、ははあ、と感心、というか、うっすら感激しました。
 見習おうっと。