2016年10月28日金曜日

微生物生態学会

 またしても2週間空いてしまいましたが。
 先週金曜日から、微生物生態学会@横須賀に出席してまいりました。
 
 去年、初めて出席して、あんまりにも楽しそうな人が多い学会だったので、おもわずホーム学会に決定させていただいたのですが、やっぱり今年も楽しそうな人が多かった。
 全体に、出席者の年齢が若いのも大きな特徴です。自分自身の発表はポスターだけなので、気楽は気楽。

 なのですが、自分の発表以外で楽しいことが色々ありました。

 ここ2年ほど色々と刺激の多い機会を与えてくださる方々の研究会に加えていただいているのですが、その研究会・・・せいぜい20人ぐらいの会なのですが・・・のコアメンバーのお二人が、なんと、学会の奨励賞を受賞受賞され、受賞講演をされました。
 受賞者二人だから、あの研究会のメンバーが、奨励賞総なめ、したわけです。
 お二人続けてお話を伺いながら、私は単にお二人を存じ上げているだけなんですけど、壇上のお二人を遠くから見ながら、なんだか誇らしい感じ(笑。
 普通に顔を合わせてお話すると、楽しい方々なのですが、できる人は、決める時は決めるんですよね〜〜。受賞講演という特別な折とて、これまでの研究への思い入れや、苦労話を織り込んだ研究の話をされて、いやいや、カッコよかった。面白かった。
 できるところから見習おう、と、とても前向きな気持ちにさせていただきました。

 もう一件の面白かったこと。今回はちょっとお役目を振っていただいていたのです。実は今、国際共同研究始めてみよう!というわけで、共同研究者と共に申請書を書いたり色々海外とやり取りしたりしているのですが、そのあたりの経験もちょっと生かして、『国際共同研究を始めるには?』というパネルディスカッションの一人として加えていただいたのでした。
 ゲストは、アメリカ人・チリ人・ブラジル人、オーガナイザーお二人は日本人ですが、そのうちお一人は、現在アメリカでご活躍。
 そもそも私なんて出る幕ないんじゃない??と思っていたのですが、大した打ち合わせもしないで臨んだディスカッションのその場で、通訳と取りまとめをすることとなり(笑)、大変楽しい体験をさせていただきました。
 実は、アメリカ人のパネリストは、次期米国微生物学会会長候補。普通ならば雲の上のお方なのですが、やはりこういう方は、このようなディスカッションの場でも、舵取りが実にお上手で。一応、私は任命していただいた取りまとめ役ではあるのですが、舵取りがうまくいかず、あれあれ??となりそうな所を、さっと本来のディスカッションに引き戻してくださる手腕はさすが!
 そのあと、出席者との昼食の場でも、楽しくおしゃべりして、滅多にできない経験をさせていただきました。

 考えてみると、実はあまりポスターを見て回る時間が取れず、代わりに、似た分野に興味を持つ別大学の研究者と、空き部屋で突っ込んだ話をじっくりしたりもできた5日間でした。久しぶりにお会いする方々とも挨拶を交わしながら、5年前、帰国して初めて国内の学会に出た時には、知らない人ばかりだったのが、5年も経つと、ずいぶんネットワークが出来上がるものと、ちょっと感慨深い。時の流れって偉大です。

 というわけで、楽しい楽しい学会ではあったのですが、昼は昼とて様々な方とおしゃべりし、夜は夜とて色々お楽しみが。そして、夜中は夜中とて・・・・書物が。うう(笑。
 学会の熱に紛れて、興奮状態で全てをこなし、さすがに疲れきって岡山に帰ってまいりました。
 それにしても、楽しい5泊6日でした♪♪
 

2016年10月14日金曜日

秋深まり

 先週は失礼してしまいました。2週間続けてすっぽかしそうな勢いでした。
 暑い暑い・・・と思いきや、あっという間に気温が落ちて、金木犀の香りが感じられる季節になりましたね。

 Hさんが去ったのち、新しい方が1週間に一度ずつ来てくださることになり、ちょっと落ち着いてきた感じです。
 そして、今週は、予算申請に向けて共同研究者と申請書書き。
 こちらに2泊3日でおいでいただいて、直接顔を合わせてやり取りしながら申請書を埋める作業に追われました。結構な作業量だったのですが、すぐ横に一緒にやっていく人がいてくださり、同じ目的のために作業していると、心強い+怠けないようお互い監視的な要素もあり、結構仕事は進んだ感じ。
 いやはや、どうなるかと思いましたが、仕事の仕方なども含めいろいろ勉強になった3日間でした。

 なんだか最近、いろいろな仕事がどんどん押し寄せてくる感じなのですが、はっと気がついたら来週末からは微生物生態学会。去年初めて参加して、楽しかった学会で、今年の夏に国際学会でお会いした方がたとも再会できそうな気配です。準備進めなければ・・・!