2013年6月14日金曜日

田植えの季節

 先週から、鬱々と書き物をしておりましたが、気づいてみれば、岡山も南のほうは、今になって田植えの季節です。
 私の自宅の前にある田んぼも・・・・・倉敷って、ちょっと中心地を外れると、本当にたくさん田んぼがあります。そのせいでか、街に白鷺・五位鷺がいます。私の思い込みによると、すずめよりも鷺の数のほうが多いような・・・・・・・昨日から水が張られて、田植えが始まるのを待っています。

 そう、田んぼって、一年中水が張ってあるわけじゃないんですよね。田植えの時期から、必要な間だけ水が入って、水が必要がない時期は、水を抜いて普通に乾いた土になる。
・・・・べつに、都会っ子ではないのですが、実は、このことを、今の職場に着任するまで知らなかった、というか、きちんと意識したことがなかったんです。『農業研究所』所員にあるまじき発言ですが・・・・・。

 というわけで、5月はじめにれんげが咲いて、その後かわいらしくもたくましい園児たちの小さなあんよに踏みしだかれた研究所の田んぼも、綺麗に耕されました。そろそろ水が入るはず。
レンゲが咲いていたのと同じ圃場とは思えませんね。
きれいに耕されて、そろそろ水が入って田植えの季節。
  田んぼに水が入ると、研究所の敷地中どこでも、青い小さなアマガエルが見られるようになります。夕方になると鳴き声もする。
 歩いて5分で観光地(美観地区)、その後ろには、ちょっとした小山があって、斜面は緑色の雑木林。4月からいまごろまで、ときおり鶯が鳴いているのが聞こえるんです。冬の間は、研究棟に沿ってぎっしり植わっている山茶花の樹の横を通ると、ちゅくちゅくちゅく・・・・・と小さな声が聞こえるので、覗き込んでみると、メジロが数え切れないほどくっつきあって、さえずっていたり。
 こういう職場って、実はなかなかないのじゃないかなぁ、と思います。

 大都会の喧騒が廻りにないと生きていけない、というヒトには無理ですが、適当に緑があって、ほどほどに便利だけどのんびりした環境ってすき、という方には、ここは、職場として、学びの場としてなかなか、と思っています。

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