2017年2月10日金曜日

ひとまず『最後』の領域会議

 早いもので、公募班として後半2年間参加させていただいた新学術領域『ウイルス感染現象における宿主細胞コンピテンシーの分子基盤』も、今年3月末で終了します。
 博多でおこなわれた助成期間最後の班会議に、2月5・6日と参加してまいりました。
 今回で3回目の出席ですが、これまでと同じように、他の出席者のレベルが高いぃ・・・。 要旨集の発表論文リストをみて、ええ、2年間にこんなに??というようなグループが多々あり。私自身は、正に末席を汚す存在でしかなかったわけですが、でも、今回は、自分でも面白いと思えるデータを発表できて、一応論文のリストも載せることができたのは、ちょっと心が安らぐ思いです。

 私自身は、公募班としていただいた研究費を使って自分のやりたいことをやって結果を出す、ということに終始すれば良いわけですが。領域を運営する先生方には、多大なご苦労がおありです。助成期間最後に開かれる、今回の領域会議の最後の領域長のコメントに、「今回の発表は、いろんな研究の進歩が見られて、やって良かったと本当に思いました」とのことでした。次も考えましょう!的コメントもされ、この分野の一隅泡沫研究者としては、ひそかに心強い。
 会議の最後に連絡されたのですが、終了後の成果取りまとめに向けて、あと一回、この領域関係のワークショップを開くとのこと。そこで、もう少しまとめ上げた成果を発表をして、少しでもポジティブな印象を残そう、と小さく決心して帰ってまいりました。

 いわゆる科研費の新学術領域、たるものに参加させていただくのは、実は今回が初めての経験だったのですが。これ、他の研究者との交流がもれなく付いてくる、と言う点が、他の種目とは大きく違います。そして、この交流って、私のように、取り扱う材料を変えて、あれ、そうなると、似た分野に興味をもつ研究者との交流がない、ネットワーク皆無・・・からやり直し、というような立場のものにとって、とてもありがたいものでした。次もどこかの領域の端っこに座れるように、情報収集に励みます。


0 件のコメント:

コメントを投稿