2016年7月16日土曜日

The 8th Aquatic Virus Workshop

 2泊3日(とはいえ、前泊が必要なスケジュールですが)で、イギリスのデヴォンはプリマスで開かれたThe 8th Aquatic Virus Workshop に参加してまいりました。

 水圏ウイルス学研究会、という感じですが、宿主をあげれば、藻類・珊瑚・バクテリアいろいろ、エビ、ヒトデ、と当然ながら水圏生物いろいろ。サンゴ礁の枯死(というのか?)だの、アオコによる飲料水の汚染だの、え、それもウイルスが関係するの??なお話とも絡めたいろいろなトピックがあり、とにかく見聞が広まりました。

 面白い学会には、熱い討論が行われた、的表現を被せたくなりますが、この workshop は、みんながひたすら仲良し、また逢えてよかった、楽しいね🎶な感じ。。。。私自身がそうであるように、そもそも、この会の出席者は、みんな国に帰れば少数派なトピックに関わっているためでしょうか。
 会の最終日には、主催者への Thank you note にサインして、とカードがこっそり回されたりして、こういう暖かい楽しい集まりは初めてです。
 次の会合@ネブラスカがすでに待ち遠しくなっています。

 ところで、この学会に出る前に、私としては、この分野のココが、最近どういうことになっているのかどーもわからない・・・・、皆さんのご意見を伺ってこよう、などと思っていたポイントがあったのですが。
 私自身が発表した後に、「初めてお目にかかる、かの有名な研究者」に、「そこのとこ、どう思ってるの?」と、いきなり質問を受け、それは私がお伺いしたかったのですが、と、内心苦笑。とはいえ、自分の発表が元となって、私自身、ハテナ?と思っていた部分について色々と指摘していただき、ハテナ、がかなり整理された気がします。
 論文のプロセスは早くなり、インターネットで世界中つながり、と、顔を合わせなくても情報を手に入れることは十分できるはずの昨今ですが、やっぱり顔を合わせて、肉声でやりとり出来るって、本当に貴重。この学会でのやりとりを糧に、この仕事もまとめあげよう、と、密かにうでまくりな気分です。

 また、国際学会に出席すると、日本の学会ではありえないような、日本からの出席者との中身の濃いやりとりが可能になったりしますが、今回も然り。研究の話、ラボ運営の話、研究者としての気持ちの持ちようについて、などなど。日本ではなかなかできない話が、異国の風物に囲まれると、なぜかできたりするものですよね。また、近いうちにお目にかかれたら良いですね♪と、名残を惜しみながらお別れいたしました。もしもこれをお読みになっていたら、K大 O 先生、Y先生、Nさん、大変お世話になりました。(←読む人が読めば、どなたか一目瞭然です。笑)
 

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