2016年3月11日金曜日

最後の引越し

 ここ2年間、引越しして、また引越しして、・・・そして、最後の引越しが4月に迫っています。
まだ、槌音(?)が聞こえる改築中の棟へ、ほぼ1ヶ月後の4月半ばに1週間で大移動。
 今度が最初の引越し、というグループがいる一方で、私たちは3回目の引越し。大変だった、ともいえますが、動くたびに、必要なもの・不必要なものの見直しができて、実はよかったのかもしれません。負け惜しみでもなんでもなく、数十年にわたって同じ場所で落ち着いていた大きなラボがいざ移動!となった時の大変さを横目でみていると、本当にそう思います。

 ジプシー生活ほぼ2年。長らくジプシーしていると、最終落ち着き先に、より多くの夢を持つのも、多分本当。
 実は、つい最近まで、私たちのグループの最終落ち着き先は、ううむ、今までで一番手狭かも・・・という不安を抱いていたのですが、最後の最後になって、さらに追加スペースを使わせていただけることになり、急に目の前が明るくなりました。
 私たちにとっては素晴らしいことで、スペースの管理を担当されている方々からのご配慮には心から感謝です。一方で、手配済の部屋の仕様の変更をお願いしなければならないわけで…。この手の話で、皆があれこれいいだすたびに、その情報のとりまとめ、施設部への取次に加えて実際の手配に奔走するのは、事務の担当の方々。
 申し訳なく、肩身がせまい思いでお願いにあがったのですが、快く相談に乗っていただいて、密かに感激。実験したり、デスクワークしたりの傍ら、新しい部屋の中の配置などを考えるのが幸せな毎日です。

 今までは、「あまり面積がないから、いらない機器は持たずに、コンパクトに行こう」とどこかで思っていたらしく、実験室に余裕ができるとなると、急に、ああ、あんな機器も、こんな機器もうちのグループはまだもってない・欲しい、そうなると、結局必要なのは・・・・予算、と、風が吹けば桶屋の例え通り、前向きな飢餓感を感じたりする。スペースプラスα効果、密かに絶大(笑)

 まあ、機器と呼べるようなものをポンポン買うのはしばらくは夢としても、手持ちの機器設備の配置についてはいろいろと思案中です。実験もしたいし、共同研究のお話も頂いているし、論文だって書かなくちゃいけないし、覚えたいこと・勉強しなければならないこともあるし、、、と、気候が暖かくなるとともに、血の巡りがよくなってきている感じ。
 焦りもしますが、前のめりな気分になれるのはありがたいことです。
 

 

 

 

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