2014年1月17日金曜日

Divide and Conquor

 『分割したのち統治せよ』、と、歴史の時間に倣ったような気がします・・・・・たぶん、もともとラテン語だったものでしょうね。

 紀元前から植民地時代を通しての、為政者共通ストラテジー、冷血・・・・と思っていたのですが、

 Divide and Conquor=『困難は分割せよ』

 といわれると、おや、本質的には同意でも、気分が違ってくる。

 そう、むずかしいことは、小さな課題に分割して、それをひとつひとつこなしていけばよいんですよね。誰でもやっていることだし、今はやりの仕事術モノでよく見る表現だったりします。

 Divide and Conquorは論文を書くときにいつも思い出す表現です。考えてみれば、大学院卒業してすでに15年以上がたつのに、いまだに私にとっての論文書きは『困難』なわけだ。
 ま、最初のころは、いったいどこから手を付けていいかわからないほどの困難、だったのが、最近は、分割の仕方を頭をひねって考える困難、程度に落ち着いてきました。

 考えてみれば、論文を書くのは、読んでもらいたいから。ということは、当然読みやすく書かなければならない。面白いことに、読みやすくかこう、と思って構成を考えると、書きやすくなるのに気が付いたら、ちょっと分割方法の決め方が楽になったかな・・・・。

 文章構成とはべつに、ここ10年ぐらいで決定的に楽になったのは、『英語で書く』ことですね。昔は辞書とシソーラスを引き引き書いていたのが、いまではウェブ版英辞郎とシソーラス。前置詞の使い方で迷ったら、文章の一部分をGoogleに入力して検索して、沢山出てくる方が正しい表現、とか。

 などとぶつぶつ言っているのは、そろそろ仕事の一部分をまとめようと書き物を始めているから。亀の歩みなれど少しずつ形が出来上がっていくのは、やっぱりこの仕事の醍醐味だったりします。
 
 

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