2019年5月31日金曜日

オソルノ訪問、来てみたら。。。。

 さて、何度目だかわからなくなったチリ訪問。岡山-羽田-NY-サンティアゴ-オソルノ、と出発地から最終目的地まで4本飛行機を乗り継ぐ旅にも大分慣れて参りました。
 これだけ長いフライトだと、とにかく疲れるだけだし、仕事はほぼ無理。というわけで、諦めて、飛行機に座ったとなるとあっという間に眠りに落ちる、これはもう、『芸』の域なのでは。ほとんど誇っております。

 そんなこんなで、比較的難なくたどり着いたオソルノで、しかし、「大学スト」が待っていた。

 しばらく前から、訪問先のロスラゴス大学の学生の一部が、大学に幾つかの要求をして、それが叶えられないと抗議活動をしていたらしいのですが、とうとう、大学が封鎖になったとのこと。
 なんだか、1960年代の日本を彷彿とさせるような....危ないなあ、と思いきや、やっていることは、あちこちの入り口に大きな横断幕を張って(スペイン語だし、調べなかったので、何を書いてあるかはわかりません)、建物の入り口という入り口に椅子をたくさん積み上げてバリケードが築いてある。
 以上。
 学生さんはほとんどいないし、それでも入り込むと、学食は空いていて、静かにご飯食べている人はいるし、アジテーションも、ビラまきも何もなし。いえ、どこからか、素人バンドが練習している音とか、サッカーに興じている歓声が聞こえてきます。
 しかし大学は閉鎖。
 
 なんとも呑気、というか、大学職員は、大学閉鎖に対抗する気はないのか?「だって、中にはいれないもん」とばかりにお休みを楽しんでいるのか?と勘ぐりたくなるような状態です。
 今回は、購入した備品が次々にやってくるハズ、というタイミングでこの訪問を入れたので、こういうのは困ります。
 『困ったね〜〜』と笑顔でのたまう受け入れ先教授に、さすがにむかっぱらが立ちますとも、はい。笑
 『そう、困るわね、このままほっておくわけにはいかないわね、何しろ国際プロジェクトで両国の外務省が関わっているんだから。両国の大使から学長に電話入れてもらう?大学にとってはとっては結構恥さらしよね。そうね、内部でなんとかするために、まずは研究理事に電話入れて、購入部に話をしてもらったらどうかしら。それともなに、彼女もバケーション中?(英語です、スペイン語ではこうはいかない)』と、笑顔(のつもり)で、目を据えてジリジリ迫る私に、その手があったか、という感じで電話を手に取る受け入れ先教授。

 結局、何回かの電話でのやり取りで、特例措置で備品購入手続きを進めてもらうことに。やれば難なくできるんじゃないの、ですが、まあ、進み始めたので良いとしましょう。。。。とにかく、一つでも、1日でも早く備品が欲しいの、というこちらの希望を組んで動いてくださる研究室の秘書さんに本当に感謝です。

 その一方で、実験アシスタントに実験教えたり、購入手続きがもう少し簡単な消耗品類の購入手続きをしたり、実験方法について相談をしたり。こういうところはホームもアウェイも同じなのがありがたいところです。まあ、物品納入なんて、遅くなることこそあれ早まることはまずないのはどこの国でも同じ。今後のこともありますし、チリで物事を動かす「ツボ」を抑えて、ごりごり進めたいものです。 笑

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