先週は、某国立研究所で行われたコンピューターによる遺伝子発現解析方法を習得するための講習会に参加して参りました。
これについては、今までに自分で習得しようとして音を上げ、次にマンツーマンで教えていただいて、多少分かるようになりながらも、まだ頭の中を?が渦巻いているのをだましだまし…という状態。習得を志してから時間が経てばたつほど、危機感もつのり…という状態だったのですが、幸いのことに2泊3日で行われた、この講習会に出席させていただき(希望者多数のため参加希望者のスクリーニングがあったのです)、うん、パワーアップした感じ!
1日目は午後から始まり、2日目は当然一日中、3日目も朝9時から夕方6時頃までと、ハードなスケジュール。授業をうけるのも、ハンズオンの実習も、頭をつかってふらふらになりましたが、本当に勉強になりました。
とはいえ、受ける方が大変な密度であれば、主催者側はもっと大変だと思います。1年に2回行われている講習のようですが、すでにこれまでに数年開催されているようで、年々内容も洗練されているとのこと。主催者の方々のご苦労に本当に感謝です。
内容は実に盛りだくさんで、Unixの基礎の基礎から始まり、Rの基礎も一気に走り抜け、更に統計解析の理論的な授業を受けた後に、さて、実践演習、と、実にIntensive。今まで、あっちの講習で少し、マンツーマンで教えていただいて、さらにその復習と独学と…と云う風に学んできた私の頭の中は、パズルのピースはほとんどそろっているけど、うまくつなげて絵にできない、とか、小さな、しかし重要なピースがころっと抜けている、というような混沌状態だったのですが、今回の講習ですっきり整理できた感じ。
今回の講習は間違いなく偉大でしたが、しかし分からないながらイジイジと続けてきた独学がふりかえってみれば予習になっていたわけで、やっぱり学ぶって大切なんだ…と、ちょっと報われた気分です。
今回は、当所からもう一人この講習会に参加できたため、二人で情報交換しながら復習もできる訳で、大変心強い。もうひと頑張り、復習に時間をかけて、今度こそ自分でなんとかしたいものです。
そして、この手の会でのもう一つのお楽しみといえば、知人を増やすこと。同じ苦労(笑)を2泊3日でともにしたこともあり、研究の突っ込んだ話等、大変愉しい会話が持てました。今後の研究を通したお付き合いが広がりそうです。
ところで。
出席者のお一人に、私の出身地近くにお住まいの方がいらっしゃいました。ローカルネタを交換しているうちに、なんと、その方のお父さんが、私の中学校のときに教えていただいていた理科の先生だったことが判明。世の中って、本当に狭いものです。懐かしくなって、お渡ししていただこうと、ノートのページを一枚やぶり、ボールペンでカリカリとご挨拶の手紙を書きました。いつもとるメモやノートには自分にだけ読めるような走り書きをしてしまうのですが、こういうことがあると、やっぱりきれいなペン字が書けないのは恥ずかしいものです。実験ノートも、もう少しきれいな字でとろうかなあ、などと、妙な反省をいたしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿