今週は、今年度卒業研究をご一緒した農学部の学生さんの晴れ姿を見に、卒論発表会に潜り込んでまいりました。
弊所には、大学院生=修士・博士課程の学生さんは配属になるのですが、大学生の配属というのは、正式には認められておりません。そこで、他学部のグループと共同研究の形で卒業研究をサポートさせていただいておりました。
特に学部を卒業して就職する学生さんの場合には、4月からしばらく就職活動が入り、また、内定をもらった後でもある時期まで結構色々と就職先の会社からのイベントが入ったり、実は、じっくり卒業研究にだけ向き合える時間って、そうそう短い。
前々から、そんな話を聞いてはいたのですが、初めて実際を目にして、時代は変わったな。。。と感じました。
正直、まとまった結果を出すところまで行くかな?間に合うかな?と危惧もしていたのですが、年末からのスパートで着実に結果を出して、Hくん、卒論も発表も大変立派に仕上げてくれました。
弊所には大学院生のみが在籍、ということで、実は私、現在の職場に着任して、卒論発表会、というのに出席するのは初めてなのです。発表時間は短いものの、人数が多く、研究室の数も多いことから色々はトピックの発表を聴いて、なんとも久々に、大学らしい活気を感じた気がします。
毎年5月、弊所と農学部の間に交流会というのが開催されるのですが、ついこの間まで高校生だった大学一年生が百人近く訪ねてきてくれるたびに、「そうか、大学って本当はこういう感じよね」と、ちょっとびっくりするのですが、この度の卒論発表会も、同じ気分。
厚かましくも、発表会後のお疲れ様会にまで参加させていただいたのですが、卒業生全員が一言ずつ挨拶するという場面があり、無事に卒業に必要な要件を満たした満足感と今後の抱負とを聴かせていただき、良い一日でした。
そう、研究所は、『大人』ばかりである意味仕事は進めやすい温室ではあるのですが、大学って本当は、教育の場で、若い人たちの成長の場なんだ、という、とても当たり前のことを久々に思い出した感じ。
今後も、できるだけ、こんな風に学生さんの受け入れを積み重ねて行くことができたらいいな、と、しみじみ思いました。
最後になりましたが、学生さんを通して共同研究を引き受けてくださいました農学部の先生方、本当に感謝です。どうもありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いします。
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