またしても2週間明けてしまいました。今年からは、週一更新ではなく、随時更新で行こうかとも思います。。。
さて、そろそろ卒論修論その他諸々の提出の季節です。
今年は、初めて農学部の四年生が一人、うちのグループで実験をしてくれています。こちらでの実験で卒論をまとめる、というわけで、私としては、岡山大学に着任して初めて....8年目にして初めて!....学生さんの卒論指導に非公式に関わることとなったわけです。
ツイッターでフォローしている他大の先生方から、秋あたりにときに見るつぶやきとして『卒・修・博論シーズンのあるある』=コンピューターあるいはメモリスティックが壊れ、インフルにかかり、ノロに呪われ、彼女・彼氏と喧嘩する、ので、早くから備えられることには備えておくが良い、などというのがありますが、確かに、これ、一度でも聞いてみたことがあるかないかでかなりこの時期のQOLが違ってきそう。
私自身、実は、decades agoの卒論発表前夜に、つたない500行程度のスクリプトを書き、最後に図を打ち出そうとしたところ、フロッピーディスク(若い人は知らないでしょう、各種アプリケーションの保存マークとしていまだにその姿を留める、removableなデータ保存媒体)が壊れて、後にも先にも聞いたことのないぴぴぴぴぴ〜〜!!というエラー音が深夜の学生部屋に鳴り響き、全てが失われ、、、、そうだったのを、スクリプトのプリントアウトを見ながら手作業で打ち込んでなんとかした、という恐怖の思い出が今でも鮮烈に....。笑
あの時、手で打ち込む私の横でスクリプトを読み上げてくれた同級生のT島さん、今になってあらためて感謝です。本当にありがとう 涙
という話は、しばらく前から卒論に取り組む学生さんにお話ししておきました。そう、バックアップは命を救います!
彼は大変良くできる人で、そつなく手際よく秋から冬にかけて実験を進め、生データを揃えて、現在は最終段階、卒論要旨提出し、卒論発表と執筆にさしかかっています。
このプロジェクトは、たくさんの遺伝子配列を読んで蓄積して、最後に一気に解析をして結論を出す、つまり、最後の最後になって色々な知見が一気に上がってきて、それをまとめ上げる、というタイプの研究なわけです。
で、ざっくりした解析の末に、こんなかんじだね、と、データの感触を整理し、それから何が言える?というも少し突っ込んだディスカッションをほとんど初めてしたわけですが、ここで初めて、面白さに気づく、という具合の研究でもあるわけです。
彼は、卒業したら就職ということになっており、卒業前に研究の面白さを味わえてよかったような、面白さに気づいたところで時間切れ、というのは残念なような。。。
うまくまとめればなんとか小さい論文になるかな?というところまで頑張ったのは、お手柄ですね。あとは、発表の場に出せるような図を書くという大仕事が残っています。そう、そこが意外に大変なんだよね〜〜、頑張れ〜〜、と、心でエールを送りつつ、私自身も、例のsingle author論文、revision最終段階で声に出さずに唸っております。
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