楽しみなお盆休みは終わってしまい、しかし、暑さだけは残っているという、疲弊した気分になりがちなこの頃です。
ウェブでチェックすると、倉敷の実測気温は常に隣接する岡山市より低いのです。広島よりも、やっぱり涼しい。倉敷に住めて、ラッキー。と信じておりました・・・・去年までは。
実は、これにはウラがある。
倉敷市の気温・降水量などの公式観測点である『アメダス』は、当研究所にあるんです。(アメダスって、実は、 Automated Meteorological Data Acquisition Systemの略でAMeDASなんですね。気象庁が管理する無人観測施設である「
で、倉敷市のアメダスは、当研究所の圃場のど真ん中。
周りは、水をしっかり含んだ水田なので、日中は、水分の蒸発にともなって、気化熱が奪われる。・・・・・・ということは、例えばコンクリートだのアスファルトの上だのに較べれば、気温が常に低く出るのです。
というわけで、倉敷市の公式気温は、じつは圃場ど真ん中のMicro climate=局地気候に過ぎないんです。
「暑いなぁ、暑いけど、えへっ、それでも倉敷は岡山よりも広島よりも涼しいんだし」と、発表される日中最高気温を心の支えに夏を乗り切ろうとしていた私にとっては、これは着任2年目にして知るショック!!な新事実でした。
敷地の端に植えられたたくさんのひまわりが元気に咲き乱れています。まだまだ暑い日が続く・・・となかばあきらめ気分だったのですが、実験室の窓から圃場を見下ろすと、稲穂が出はじめてる!!暑くても、季節は確実に進んでるんですね。植物のほうがよく知っている・・・。
あと1ヶ月ちょっと、負けずに元気で過ごしましょう。
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