そして、またあっという間に一週間。
今回のチリ行きでは、私たちのグループがお世話になる、チリ側カウンターパート、ロスラゴス大学のガハルド博士のラボにお邪魔して、導入する機材はこれからの研究計画などをじっくり話し合って参りました。
今までは、日本側研究者3名とチリ側研究者4名で、いわばグループディスカッションの形で話し合ってきたのですが、一歩進んで、実際の研究でがっちり組む相手とのやり取りに入ったわけです。
わかっていたつもり、あるいは、伝えていたつもりだったことも、一つ一つ振り返ると色々と漏れがあったりもするもので。今回の打ち合わせは、微に入り細に入り、それでも足りなかったな・・・・と思うところもあり、やはり、アウェイで仕事を立ち上げるというのは一筋縄では行きません。
とはいえ、このプロジェクトでは、自分のラボにはないような機材もあちらに導入することができるわけで、しっかり共同研究して、結果が出せるように知恵を絞ってきました。
こちらのグループから、しばらく派遣する研究員も温かく迎えていただき、南半球での赤潮シーズンに向けて助走といったところです。
ところで。
そう、チリは南半球。
今回の旅は、まず、サンティアゴに入り、いくつかの会合を済ませたのですが。
サンティアゴの街中からは、どおん、とアンデスが見えます。
天気のよい昼間に、街中を歩きながら、おお、アンデスだ、と感動しながら眺めて、でも気がついてみたら、太陽に向かって歩いている私たちの右手にアンデスが見えるのです。あれ、サンティアゴはアンデスの西側に位置しているのに。
なんでアンデスが西にあるの?逆じゃない??
3人連れで、かなり長い間首をひねり、そのうちの一人が、方位磁石を確認して、「‼️」
そう、南半球では、太陽は北に昇る。南中ではなくて、北中するのですね。
つまり、太陽に向かって歩いていた私たちは、南に向いているのではなくて、北に向いていたというわけ。アンデスはちゃんと、東にありました。
コペルニクス的転回、とでもいうべきか。今回のチリ行きでも、かなり印象に残ったびっくり&納得でした!
話は変わりますが、何ヶ月も前から準備しておりましたプロジェクトサイトがとうとう公開されました。お時間がおありの時に、ご覧いただければ嬉しいです🎵
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