この機器、赤潮研究に使っている人がいることは知っていたのですが、その頃のものは1台ウン千万円してしまう、高額機器。とっても自分では買えない上に、一般的に言って植物の研究には使えないもので。お値段を考えると、自分で買うなんてありえない、しかも、研究所に共用機器として入れることもありえない。「それ」がなければできない実験は、いくつも考えられる、ということは、私には一生(?)その手の実験には手が届かないんだ。。。。と、ミジメな気分になったのが、ちょうど6年前。
ところが、です。
この機器、特に哺乳類を扱う細胞生物学では、かなりメジャーでみんなが使いたい機器。最近、この機器を小さく、メンテナンスも簡単に、そして安価に!の変化が進み、頑張れば私でも手が届く範囲に入ってきてくれたのです。
世の中の進歩ってありがたい....。
できること、できそうなことをデモで教えていただきながら、じわっと嬉しい気分でした。
今週は、他にも、ちらっと研究関係でちょっと楽しみなお知らせを共同研究者からいただきました。こちらが発展してくれたとして、、デモしていただいた機器とうまく組み合わせることができれば。。。結構いろいろなことができるはず。ヘテロシグマ研究、細胞分子レベルで大きく発展、の手がかりにできる、は、ず......!
今年も残るは5週間。チリ・プロジェクトの準備で、「研究者らしからぬ業務」で新鮮な気分を味わわせていただいた1年でしたが、やっぱり本業は実験科学、ラボでの嬉しい・楽しい出来事が一番です。
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