2016年11月25日金曜日

ブラジルにて

 日本時間11月24日深夜現在、リオ・デ・ジャネイロにおります。
 治安には不安があるとのことで、移動は、公共交通機関は使わないように、というお話で、お目にかかりに伺った大学の先生が毎日手配してくださったのですが、一方、お店やホテル、大学でやり取りをした町の人は方々は、穏やかで優しい感じ。ポルトガル語という言語も、可愛らしく、優しくきこえる言語です。とはいえ、この、横文字アルファベットが並ぶのに、一言も理解できないっていう状態は、すごく久しぶりな感じが・・・笑。食事をするにも、ちょっと挨拶するにも、ああ、ポルトガル語が話せたらな、と思いました。案外、フランス語のカタコトが通じるのも面白いところ。英語で話すよりも喜んでもらえるような気が。

 風物については、大学内の樹木が、単に大きい、というより巨大で、『熱帯』を感じます。朝晩は結構涼しく、日中も日陰に入ると涼しいのですが、正午近くは、地面に映る影が短く、赤道が近いのを実感します。

 今回訪問の目的は、先日の学会でもご一緒した方たちを訪問して、施設などを見学させていただきながら、具体的に共同研究の進め方について話し合うこと。総勢5人で訪問したのですが、セミナーも含め、真剣に議論を重ねました。

 ところで、この一週間で、投稿していた論文が一本アクセプトされました。
http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fmicb.2016.01942/abstract
 2週連続アクセプト、実は人生で初めてです♪嬉しい♪♪
 この仕事は、ヘテロシグマに感染する大型なゲノムを持つウイルスの配列解析結果をまとめたもの。これを出すために、春からいじいじとスクリプト修行を積んでいたので、報われたのは本当に嬉しい、ありがたいことです。
 先に accept された仕事と共に、 ボチボチ紹介させていただきます。

 の一方で、実は、こちらはまず大丈夫だろうと思っていた小さな論文のリジェクトのお知らせも・・・。こちらについては、帰国後すぐに対応できるように、原稿をいじり始めることに。う〜〜ん、なかなかそう、調子良い一方にはいかないですね(笑。

2016年11月18日金曜日

さて、南米♪

 これがアップされることには、多分ブラジルについているはず・・・。
 あまりの長旅に、もう、何時間飛行機に乗るか?などとは考えないことにして、南米18日間の旅(とはいえ、ほとんど5日間は移動に使うのですが)に行ってまいります。

 あちらでは、できれば、これから末長くやっていける共同研究のお話をまとめたいところ・・・。一度微生物生態学会でお目にかかったばかりの方々とお会いするので、大変楽しみです。

 旅立前日にバタバタしていたら、嬉しいことに、論文受理のお知らせが。
 いやいや、よかった!達成感と安心感を注入されて、行ってまいります。

 このブログは、本当なら「こんな研究やってます!」という内容のことが書きたくて始めたはず・・・・なのですが、まるで活動日誌になってしまっているのには、内心忸怩たるものがあったのです。論文がちゃんと紙面あるいはインターネット上で公開されたら、そういう話もしやすくなりますね。
 活動日誌ブログはそろそろ卒業して、もう少し科学の匂いがすることを書きたいものです。

 

2016年11月11日金曜日

冬が近づいています・・・。

 まだ11月上旬なのに、倉敷は、急に寒くなりました。
 秋を味わいかけたと思ったら、すでに冬の気配。ウールのセーターを引っ張り出しています。

 実は!来週から南半球に出張です。初の南米、ブラジル&チリの旅。ありがたい共同研究者のご手配で行ってまいります。

 南半球、つまり季節が逆、ああ、いまは春だ!などと思ったのは甘かった。
 リオ・デ・ジャネイロに数日滞在し、その後チリのサンチアゴ経由、テムコという市を尋ねるのですが、じつは、リオは熱帯に位置し、しかしテムコはしっかり温帯に位置します。
 そう、特にチリって南北に長いんですよね。

 初冬の日本から旅立つと、初冬→熱帯(最高気温35度ですって・・・)→温帯→熱帯→ニューヨークでトランジット→冬の日本、か・・・・。
 四季の服をスーツケースに詰めて旅立つわけです。入るかな??

 ちょっと長めの出張なのもあり、直前は、例によって例のごとくてんやわんや。
 論文のreviseも抱えてるし、実験も、本当はすすめたいし。
 出発まであとなん日、いや、何時間?という計算をしながら、頭の中で時計の秒針の音が聞こえるような気分で過ごしています。笑

2016年11月4日金曜日

ぽちぽちの週

 ちょっと頭のネジが緩んだようなタイトルですが、いえ、本当に緩んでいるのです。
 というのも、今週は、学内の科研費締め切りの週。
 私たちの大学は11月2日が締め切り、ということで、私もぽちぽちっと「提出」ボタンを押しました。
 泣いても笑っても、これで提出、というわけで、ああ、終わった〜〜。という気分の人が所内にはひっそりと溢れている気がします。たぶん、日本全国そんな感じですね、今週は(笑。

 去年も今年も、申請書を書いては同僚と交換して、お互いにコメントしあって仕上げました。来年度の命運がかかった書物、という、毎年のこととはいえ結構ストレスフルな折に、こういう風に、生産的にやり取りできて、励ましあえる同僚がすぐ近くにいてくれるというのは、ありがたいものです。うちわ褒めしあっていても仕方ないけど、あちらが書かれたもので、おっ、この表現いいですね!っていうのを見せていただけるのは、とても参考になるし、褒めていただけると小さいことでも嬉しいし。当たったらお祝いしたいですね〜。

 というわけで、火急の申請書書きを終えて、さて次の論文に・・・と思いきや、3週間ぐらい前にsubmitした論文が、コメントをもらって帰って来ました。思い入れが大きい論文ですので、ついついこっちのrevisionに頭が向くのですが、いやしかし、書かなきゃいけない方を書くほうが重要かな?
 秋も深まり、倉敷も気温はどんどん下がっているのですが、なかなかクールダウンしない毎日が続きます・・・。