はっ!!と気がついたら、すでに週末だった先週。二週間ご無沙汰してしまいました。
最近、日が過ぎるのが早いです。幾つかのテーマをお手玉しているからだと思うのですが、物事が進むのと競走でカレンダーもめくれていく、という感じ。梅雨に入ったと思えば、6月もあと一週間で終わりではないですか!
さて。
5月12日に届いた、泥の話。
何の変哲もない海底の泥を人工海水に懸濁して、待つこと二週間、いろんなプランクトンが生えてきた!と書きましたが、目的としていたヘテロシグマ4箇所の泥のうち、3箇所からわんさか生えてきてくれました。
で、これらからHさんが技を駆使して黙々と細胞拾い。私がPC前で解析で手首をおかしくしている間に、合計140株近くを樹立してくれました。
これからの研究へのインパクトはもちろんですが、単純に数だけ見ても、「やった!」という達成感が生まれてしまいます。
さて、これを使って何をするかは・・・・ここにはまだ書けないのが残念。大雑把に言ってこれから二つの絡み合うテーマを扱うことになるのですが、ほんと、株を数多く持っているって重要です。
環境微生物学系の研究って、サンプル数をこなすことが非常に重要で、こなせばこなすほどいろいろなことが言えるわけで。この辺が私自身が経験のある細胞生物学とはかなり違うところ。
6週間前に受け取った海底の泥、まさに宝の山だったわけです。
というわけで、ガラスの培養管も大量に買い足して、しばらくはインキュベータの中はヘテロシグマ入りの培養管でぎっちり!になりそう。数をこなすのは大切、というのは、言い方を変えれば、最小限の手間で扱わないと大変なことになる、わけで、慎重に作業手順を決めようと思います。
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