2016年1月15日金曜日

驚き・・・

 知っている人は知っているよ、という話なのでしょうが。

 ここのところ、ウイルスゲノムアセンブルを終了しようとcontig間のgapを埋めるべくPCR→シークエンスを繰り返しています。
 contigの端と別のcontigの端の間をPCRして得られたgapを含む配列が長い場合、何度もシーケンスを繰り返して、配列全体の情報を得るわけですが、うっかりして、年末の物品購入が難しい時に、ABI BigDye Terminatorの「バッファーだけを」切らせてしまいました。

 一番重要なMixはかなり残っているのに、テンプレートもプライマーもあるのに、バッファー「だけ」がない。よって実験ができない。
 トンカツ作ろうと思って、上等の豚のロースを買ってきて、わーい、こんばんはトンカツだよ♪あ、小麦粉がないから衣がまぶせないからやっぱり無理、みたいな(例えが幼稚ですが)。
 くううぅ。

 というわけで、暮れも押し迫った12月30日、悔し紛れにネットを検索していたら、な、なんと見つけてしまいました、ABI x5 bufferの代替品となり得るものの組成を!

 興味がある方、ネットを検索してみてください。
 要は、
 ABI BigDye Terminator を、ケチケチ 使いたい、わけですよね?

 (このブログ、大学HPにぶら下がっており、そういう場に載せた情報は、公式性の高いものという自覚を持て、ということになっておりますので、こういう書き方にさせていただきます。興味のおありの方、お便りください。でも、↑をヒントにネット検索すれば出てきます笑)

 実は、ものすごく簡単な組成なんです。もちろん自分で作れます。
 バッファーは、1-ml 7000円程度で純正品が買えるのですが、ううん、自分で作ったら、10 mlが70円で出来ちゃうんじゃないでしょうか。

 こういう情報を手に入れると、どーしても周りに喋りたくなってしまう私は、早速、いつもいつもお世話になっている所内シーケンスサービスの担当者さんにレシピをお送りし、さらに、現在居室をシェアしている同僚に注進。

 で、知ったのですが、彼はなんと、5 µl以下のサイズでシーケンス反応しているそうで。
 5 µlで反応したら、一度ABI BigDye Terminator kit購入したら、永久に使えるじゃないですか。

 スゴい!!

 これから、それでいこう。Mixは、まだ結構残っているので、年度末の物品購入が難しい時に、ふえーん、Mix切らせたから実験できないよお、という悲しくも無様な事態は、これで避けられそうです。

 久々のびっくり情報でした。

 

 
 

 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿