今回の記事の公開は、7月31日。
なんと、七月が終わってしまう!!
ということに、ほんの数日前に気がつきました。七夕、に驚いたのは、つい数日前の気がするのですが。
七月は、ドタバタとヘテロシグマへのウイルス感染を時系列的に解析するための実験方法の設定であっという間に終わってしまいました…。
去年も大騒ぎしていた『ゲノム支援』へのサンプル提出。今年は、ウイルス感染過程のRNAseqをお願いするのですが、当然ながら、タイミングを考えてサンプリングしたものの解析をしなければ、せっかく支援していただく意義半減。というわけで、ウイルスをヘテロシグマに感染させた後のウイルス増幅の時間経過を測定して、見当をつけた上でRNAを抽出しよう。
単純きわまりない実験のはずが、うまく結果がでるまでにぴったり3週間かかってしまいました。幾つかあった落とし穴に気がついて対処するのに途中2週間がまるまる消えて、最後の1週間で、やっと結果が得られた。
いえ、結果が得られた、といったって、まだ、ウイルス増幅の時間経過が測定できた、だけなんですね。本当に必要なのは、これで決定したタイミングで、十分量のRNAをとること。ゴールまで、まだ二山ぐらいありそうな気がします。
という、ワタクシレベルのドタバタの一方で、この『ゲノム支援』、本当に有り難い研究支援です。なにせ、もとをたどればヒトゲノム計画に参画されたメンバーが多数含まれ、その後、この道の技術革新をリアルタイムで形作ってきた、日本を代表するゲノム解析の一流研究者たちによる支援。単に、お金を払って委託解析をするのとは訳が違います。去年は、お願いした葉緑体ゲノムの配列解析がうまく行かず、急遽ミトコンドリアゲノム配列を全長で読んでいただくことになったのですが、読んでみた→うまく行かない→原因をディスカッション→計画変更・実施→完遂というステップを踏みました。この、知識も技術も足りない当方を徹底的に支援してくださったことに加えて、さらに有り難かったのは、生リードをアセンブルする方法を私が支援班グループに御邪魔して一から教えていただいたことでした。ゲノム支援のHPトップに、『ゲノム科学のすそ野拡大とピーク作りを目指します』とありますが、私もこの支援によって、すそ野に入れていただいた訳です。今後、NGS解析は、無くてはならないツールになることは明白で、この支援を必要としている研究者は沢山いると思います。是非継続していただきたい文部省による支援事業です。
....などなどの、室内の悪戦苦闘の一方で、今年の夏は、格別に暑い気がします。
夏の初めからばてばて。滅多に直撃しない台風が、倉敷の真上をとおったり。そして、連日最高気温が34〜5℃の日が続きます。
暑い気候が関係するのかどうか、今年は圃場に白鷺が数多く見られたり。
暑くて熱い夏がまだまだ続きます。夏休み取れない気配濃厚…笑。
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