先週は、当所にとって大変大きな行事がありました。
研究所創立100周年記念行事です。
何と、倉敷駅にも記念式典の広告が出現しました!
当研究所は100年前、大原美術館の創立などで知られる大原孫三郎氏に『大原農業研究所』として設立されました。時代の変遷とともに、1952年に岡山大学に移管され、その後幾度かの改組をへて現在に至るのです(詳しいことは、当所の公式ホームページをご覧ください。)
広い圃場を町中にどおん!持てているのは、実は、この長い歴史のおかげなのですね。
というわけで、この研究所の100回目の誕生日を祝うために、記念式典+シンポジウムを開催しました。担当者は、既に去年度から着々と準備を進めて、その本番が先週10月2・3日だったわけです。
大変好都合なことに、当所の前には、倉敷市の公民館のひとつ、『芸文館』があります。こちらのホールを2日間借り切って、研究所の沿革についてのお話から、今後の農学のありかたについて、まさに過去から未来まで、いろいろな講演を聴講するよい機会でもありました。
多くの来賓の方々を始め、当研究所のOBも集まってくださり、よい会となりました。
夕方は、100周年祝賀会が催されたのですが、このときに出されたのが、当所の圃場で栽培された大麦を原料として醸造された発泡酒(←法的区分としてはこうなるのですが、実際はビールに香りをつけた飲み物、といったところでしょうか)!実は岡山大学の近くにある醸造所にお願いして作っていただいたものです。
そして、お土産は、やはり研究所で栽培された大麦を原料にした焼き菓子。
自分の職場のことながら、すてきな趣向だと思いました。
この夏あたりから、『100周年記念行事』は、研究所の大きな行事として皆が少しずつ分担して取り組んできたのですが、終わってしまうと、なんだか寂しいような気もします。
なんといっても、1世紀に一度しか経験できないこと、なのですよね。かなり非日常な2日間でした。
というわけで、今週から、なんだかとっても、『Back to normal』気分でいます。さ、実験しよう……。
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