2014年7月11日金曜日

ありがとう・さよなら

 涙を誘うタイトル(?)ですが、延び延びになっていた当研究所の増改築開始が迫って参りました。築40年の古い古いモルタル作りの建物を解体し、今までよりも幅・奥行きともに大きい建物を、これまでの2階建てから3階建てにする、という大工事。
 これが終われば、新しいラボが完成、床面積もぐんと広くなって……を夢見ながらも、古ぼけた建物に、今まで自覚していなかった愛着を感じてしまい、いやぁ、これが壊されてしまうなんて、悲しいなぁ……。

 という気持ちは皆同じ。というよりも、ここに着任して3年足らずの私などよりも、古くからいる皆さんの方がずっと名残惜しいことでしょう。

 それを証拠に、増改築のデザインを決定する委員会より、もうすぐ取り壊す建物に敬意と感謝の念を表して『ありがとう・さよなら会』をしよう!という提案が。
 いいですね!と賛同したら、ささっと実行委員(というより幹事)の一人に任命していただきました。

 というわけで、7月7日に2グループ合同で主催いたしました、『旧管理棟 ありがとう・さよなら会』。
 これまでお世話になった感謝の気持ちをあらわしましょうと、取り壊される棟にある大会議室に集合。この大会議室は、セミナーや会議、新年会や忘年会など、人によっては昼休みの卓球大会など、あらゆる会合でお世話になっておりました。

 おりしも七夕の夕べ、笹を飾って、七夕祭り。
 みなさんに願い事と感謝の言葉を描いた短冊をかいて、笹にかけていただきました。

 そして、メインイベントは、感謝の気持ちと愛を込めて、白い壁に自由に落書きしてね、大会。カラースプレー・カラーマーカー・クレヨン沢山、ずらりとそろえて、Party time♪

 すでに電気系統は切り離してあるため、冷房なし、明かりもなし、というわけで、1時間ちょっとの間に目一杯楽しんで、さっとお開きにしよう……というのが私たち主催者の思惑だったのですが、皆さん盛り上がって、部屋の中が暗くなる8時頃まで落書き大会!



 終わった後の壁はこんな感じ。





 名残を惜しみきって気が済みました!!感があふれてますね(笑。

 皆さん楽しんでくださって、不肖幹事一同、とてもうれしかったです。


 










































 ← 一番上の写真右部分のアップ。様々な国からの留学生がいる多国籍軍な当所ならではの、様々な言語での「ありがとう」。
 
 増改築でよみがえるのをのぞんで、『またね〜〜』っていうのもいいですね。
 


 実は、この七夕に一日早い7月6日は、当研究所の創立記念日。100年前のこの日に、開所式があったのです。
 二つの節目が奇しくも重なった週でした。

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