2014年4月25日金曜日

やっとのことで・・・・

 引っ越し完了!

 『大変だった!!!』感が発散されるタイトルですが、実は私たちのグループの引っ越しなんて、他のグループに較べたら本当にカンタン・・・・・・。
それにしても、仕事はほとんど止まってしまうし、動く、というだけでも結構な労力でした。 

 これで、やっと元のペースで仕事ができます。バンザイ!

や~~、空っぽになっちゃった・・・・・・。楽しく過ごさせ
てもらった部屋でした。
とはいえ、以前の実験室や居室にも愛着があったわけで、出てくるときには妙にしみじみした気分になりました。
 殊に、居室。
 私たちが居室にしていた部屋は、以前は『名誉教授室』だったそうで、助教一人の教官室としては異常に広い部屋で、ここに昔ながらの大ぶりな応接セットが入っていたんです。

 アームチェア二つとカウチが一つ、コーヒーテーブルが一つ。

 どうみても昭和40年代的古臭いデザインの応接セットなのですが、すわり心地がとてもよく、人が集まりやすい部屋でした。職場の新年会やBBQのあとの2次会部屋としてなかなか重宝されていたのですが、その応接セットとも、このたびの移動を持ってさようなら。

これは、ちょっと切なかったな~~(笑)。


なんて言っているうちに、来週はゴールデンウィークですね。倉敷もよい季節です。
引っ越し組がバタバタしているうちに、今年も、レンゲが咲く季節になりました。

というわけで、当所恒例の、倉敷市内の幼稚園・保育園を招待しての、レンゲ摘みシーズン。今年は1週間に1200人の保育園・幼稚園児たちが訪れるとのことでした。

レンゲを積んだり、写真を撮ったり。元気のよい声がこだましています。
色とりどりの体操帽が、かわいらしい眺めですね。



2014年4月18日金曜日

引き続き引っ越し中

 いやはや、ラボの引っ越しがこんなにおおごとだとは。

 今週のメインイベントは、壁のペンキ塗り。そもそもは、建物と外を直結する出入口とその前室として使っていた空間を改造して、そこを培養に使う部屋としたのですが、元の用途からして、ひどく埃っぽいし壁も汚れています。皆で力を入れて磨いて、かなりきれいにしたのですが、ううん、これを培養に使って一年間コンタミに悩まされる続けるなんてことになったら忌々しいことこの上ない・・・・。
 私自身は、機能的でさえあれば見かけは気にしないのですが、しかし、『不潔感』があるというのは、これは実用に差支える可能性高し。何とかしたい、と思いました。

 では、壁を上から新品のペンキで塗りこめてしまおう!と、急きょペンキ塗りをすることに。
アメリカで生活している間にやってみたのですが、これが結構楽しいのです。ちゃんと道具をそろえると、サクサク進むし、成果がはっきり目に見える。2グループ共同での作業なので人でも十分。
 前日に、マスキングテープを張って下準備。培養部屋は、次の日朝9時に塗り初めて、細かいところの丁寧な仕上げを別にして、10時半にはほぼ仕上がりました。
 色は、無難にアイボリー。無難すぎるかな・・・?とも思いましたが、狭くて窓が小さい空間なので、やはり明るい色で正解だったようです。
 

使用前(上)と使用中(下)。この部屋は、一緒にペンキ塗りし
たグループのお部屋ですが、ここまで違いが見えるとやりが
いがありますよね
部屋を共有する別グループは、もう一部屋も塗っていました。こちらも、午前中には仕上がって、それならば、共有する居室も塗ってしまおう!ということで、午後1時から居室の壁も塗りはじめ、しっかり塗り終えました。

 3部屋が一日できれいになったわけで、大変とはいえ、やってよかったです。

 そして、来週はクライマックス。培養室にクリーンベンチや培養器を移動し、さらに居室の移動も完了。てんやわんやは来週も続くわけですが、それさえ終われば、新しい環境で元気に研究再開・・・・のはず、です。

2014年4月11日金曜日

・・・・引越し!

 さて、前々からわかってはいましたが、とうとうやってきました。研究室引越し。

 今年度、研究所の大規模な増改築が入りました。
 当所にとっては、とてもよいことです。何せ古い建物で、さいきんはどこからかはいってきてすみついたクマネズミくんが大暴れして、戦々恐々。岡山は地震もすくないとはいえ、耐震性も気になります。くわえて、隙間風のおかげで通気性がよい=省エネ効果はほぼ皆無、とくれば、そろそろ何とかしてほしいかな、という気分でした。

 いろいろな意見があったのですが、一度頑張って増改築すれば、床面積も増えるし、みんなハッピー、Viva 増改築!
・・・・・・・・・・とはいえ、実際の引っ越しは大変です。
 私たちは、現在入っている部屋の筋向いと3部屋向こうにお引越し、それよりも長い距離動かすものは、引っ越し業者さんが入ってくれて・・・・・と、大変恵まれた状態ではあるのですが、やはりモノを動かすって、大騒ぎ。
 3日で実験室引っ越しを完了を夢見ておりましたが、これは、まるまる1週間かかりますね。

 今まで住み慣れたメインの実験室からもさようなら。
 新しく入る部屋は、残念ながら壁があまり綺麗ではありませんが、電気容量がものすごく多い!これは大変、ありがたいことです。中央実験台は、ドアの横幅より大きいため、ただ運び出すことができず、分解⇒運搬⇒組立と、大掛かりなこと。
 引っ越しの最中に、偶然思いついて、今までと中央実験台の配置を変えてみたら、部屋がぐんと広く使えることがわかって、大喜びでした。不便な仮住まい暮らしをなんとかしのぐつもりが、実際に新しい部屋に入ってみたら、前よりも快適に働けそうです。


 引っ越し7割方終了@水曜日。夕方からは新歓パーティーでした!

 ところで、引っ越した先の部屋の一つからは、例の桜の木が目の前にどおんと!
 いままでは、自室からではなくて、廊下から見えていたのですが、今回は実験室の目の前です。ラッキー♪

2014年4月4日金曜日

新年度です。

 このタイトル、実は去年も使っていました・・・・・(笑)。

 4月に入って、フレッシュスタート、新年度です。所の中庭の桜も咲きました!

 加えて、おかげさまで科研費もとれました。

 これからの研究計画の実行に向けて、やりたいこと・やらなければならないことがいっぱい。
 そのうちの一つが、ヘテロシグマからの葉緑体の大量精製です。
 ヘテロシグマは、一つの細胞に10個から20個の葉緑体をもっています。
 これを大量に集めて精製したい。

 葉緑体は細胞の中に入っていて、しかもそれ自体が膜に囲まれた構造を持っている。というわけで、細胞膜をこわして、中に入っているもろもろから、葉緑体を集めてくればいいわけです。
 とはいえ、細胞膜を壊すときに、勢い余って葉緑体の膜構造までを壊してはいけない。
実は、この方法を、藻類のモデルシステムであるクラミドモナスを用いて確立した人たちがいるのです。
 で、これを使ってみたのですが、やはり違う藻類を使っているだけあって、条件設定の必要がありそうです。できれば4月中に完了したいので、しばらくあれこれやってみます。

 と、気分は大変前向きなのですが、例の改築のための実験室引っ越しも、来週月曜日から始まります。大変忙しくなりそうな新年度の幕開きです。