今週火曜日は、農学部新入生が大挙して当所を訪問してくれました。
毎年行う農学部一回生むけの授業の一環で、キャンパスとしては離れていていつもは交流を持つのが難しい農学部の新入生に、当所の研究を紹介するのが目的です。
毎年のことながら、いやはや、皆さんういういしい。笑
そして、毎年のことながら、興味を持って色々聞いてくれるのは、とても嬉しい、楽しいことです。
とはいえ。私は、新入生だから、わかりやすくざっくりとした説明で・・というつもりでポスターを用意し、また、そういう説明を心がけたのですが、まん前のコーナーで説明を受け持っていらした、世界的に認知された研究成果を出している某グループの先生は、かなり突っ込んだ話を、噛み砕いた表現で、学会向けに作成した何枚ものポスターを使ってしてらっしゃいました。そして結構な数の学生さんたちが真剣に聞いているのを見て、ちょっと反省。
赤潮、というのは、「つかみ」のよい話題ではあるのですが、もう少し突っ込んだ話をしてもよかったなあ、と。突っ込んだ話にならなかった理由の一つは、私たちの研究が、まだまだ「さわり」の段階にあるというのも、あげられると思います。真ん前コーナーの、世界的に認知された研究成果を出している某グループを見習って、もっと分子レベルで説明するような研究を進めて、もう少し密な話ができるようにしよう、と、改めて感じた機会でした。
という一方で。去年10月にチームとして申請した、南米チリでの国際共同研究プロジェクトが採択されました。
このプロジェクトでは、私たちを入れて合計3つの日本の研究チームと、3つのチリの研究チームとの連携プレーで、チリ南部海域で頻発している赤潮の研究を進めることになります。
詳しいことは、またおいおい紹介させていただきます。
大きい仕事に参加できるのは大変嬉しいことですが、一方で、複数グループが集まっての体制で大きな問題に取り組むという形の研究は、学生時代からを振り返っても、私にとっては初めての経験です。しっかりプランを立てて、自分たちの使命を果たし、結果を出していかなければと、実はちょっと引き締まった気分でおります。
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