2016年5月20日金曜日

夏を控えて

  新年度も始まって落ち着きを見せるこの季節、何かと忙しくなってきます。
 去年一昨年とお世話になったゲノム支援の公募、ありがたいことに今年もオープンに。くわえて、財団からの研究費公募もあれこれオープン。夏には、特に海外での学会が入ることが多いわけですが、これの予約だの準備だのも始まるし。実験も、なんだか活発に進んでいる気がしますし。夏に向かって、加速してる感じですね。

 加速の一方で、未だにごちょごちょ続けているperl修行。実は、結構いろんなスクリプトを書いて、私なりに(と限定が必要な程度ですが)馴染んできた感じ。
 未だperl使いというには、やられっぱなしですが、しかし、決まりきった単純作業を機械にわたして瞬く間に処理してもらえる方法を学んだのは、大きい気がします。
 これからしばらく、マニュアルで一つ一つこなしたら発狂するぅ!な単純作業x数百回の必要があるのですが、これの処理スクリプトがかけたので、発狂&手根管症候群罹患の危険は去りました。ああ、よかった。

 もっと早くに学べばよかったと思うけど、やはり、こういうものは必要を痛感して、しかも、その旨味を実感しないと敷居が高いですよね。とりあえず、敷居はまたいだので、もうちょっと遠くまで入り込めるようにと教科書を取り寄せてみたり。なんだかんだいって楽しく習得を続けています。

 の一方で、こういうの、ラボ全体で取り入れようと思ったら、つまり、学生さんに習得してもらおうと思ったら、どうするのがいいのでしょうか?とりあえず、はい、勉強して!とハッパをかけ、何か課題を課す、かな。
 あるいは、発狂しそうな単純作業をあえて少しだけ経験してもらい、はい、スクリプトかけるとこんなに楽チン、と、デモするのが一番効果的だったりして。
 とはいえ、同じ学習するにしろ、何も私が右往左往した通りの入り方をする必要はないなず。
 一歩進んだとして、学習して書いた便利なスクリプトは、数人で共有したい。
 
 今のところはスクリプト書いたり使ったりを自分一人でやっているわけですが、チームの人数が増えることは大切な夢の一部。昔から、人と一緒に働くときの鍵は、いかに必要な情報をパッケージ化して間違いなくやり取りができるか、だと信じているので、複数人数とどうやって情報共有するか、のデザインは、いつも頭にあります。
 実験プロトコールの共有については、こうしよう、と言う形がすでに頭の中にあって、試してみたくて仕方がないのですが、スクリプトの共有は、扱うものの厳密性が高い上に、何を考えて書いたかのポリシーがきちんと伝わってこないと、共有の意味ががたんと減りそうで。

 コメントを日本語できちんと書き込む、が一番でしょうか?入力を切り替えるのが面倒で、英語で書いているのですが、英語だとどうしても簡単なメモ程度になってしまいますし、読むときにちょっと敷居が高いかも。

 夏には、Bioinformatics専門の人たちとしっかり話ができる機会があるのですが、そのときに、彼らのグループではどうしているのか、いろいろ情報収集しようと思います。

 
 
 



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